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“松井ヒレ長”メダカ、イセエビ…

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今日はあの東日本大震災が起こってから5年…
あの揺れの長さ、そして、TVで見た信じられない光景…本当にとんでもない災害であった。
被災された方々のご苦労、亡くなられた方々のことをやはり思い直してしまう一日となった。

あの日、二階に置かれた水槽の水が少なくとも200リットル以上が揺れの振幅で水槽から流れ出し、一階に流れ落ちた事…本当に凄い地震であった。

この自分があの年に水槽に水を張るまでに半年以上かかったのも忘れられない。


こちら、今日の水槽写真、
水槽の岩組みの下に隠れるイセエビである。

イメージ 1

このイセエビ、Be-palのページ用に大万さんが多忙の中で送ってくださった個体!
本当にありがとうございました!

大切に撮影します。

それに、大万さんがちょっと急用が出来たので、らんまるさんにもイセエビの撮影をお手伝い頂こうと連絡させて頂きもした。
今回の撮影では大万さんからのイセエビで何とか出来るので、また千倉の方には、ピーシーズ用の撮影の際には、またお願いします


イメージ 2

岩組みの穴で落ち着いた個体。
今晩から、じっくりとイセエビの撮影をしていくつもりである。

大万さん、頑張りますから!



イメージ 3

さて、こちらは、“松井ヒレ長”メダカと呼ばれる、背ビレ、しりビレ、尾ビレが伸長する特徴をもったメダカである。


イメージ 4

尾ビレが扇状に拡がり、優雅である。
この“松井ヒレ長”メダカの発見者であり、累代繁殖をされた方、松井勝二郎氏の取材を、先日、熊本県玉名郡長洲町に行った際にさせて頂いた。


イメージ 5

白メダカの“松井ヒレ長”


イメージ 6

琥珀ベースの
“松井ヒレ長”


イメージ 7

こちらも琥珀ベースの
“松井ヒレ長”


イメージ 8

青メダカの
“松井ヒレ長”


イメージ 9

こういったメダカが出て来るって本当に遺伝子の不思議というか、「???」と思える部分があり、それをひも解いていきたくなるのである。

メダカの業界というか、メダカを増やしている人は、売ろうとするためになら、オリジナルの名称を付けたり、売れている品種をどこかから手に入れて増やし、すぐにオークションに出したりする傾向が強い。

この“松井ヒレ長”メダカ、もう一つのヒレ長、スワロータイプの遺伝をする、オリジナル名“風雅”がおり、その命名に関しては本当につまらない話しが横行している。

「楊貴妃メダカ」、「幹之メダカ」などニックネームだった品種名がその後、広く知られ、多くの人に使われるようになって、初めて認知されたと言えるだろう。これまでのメダカの品種名の命名は、誰もが勝手に、自由きままに、何でも付けていいのがこれまでの状況だった。

それを、「自分が付けた品種名だ!」と使用を強制しようとする寂しい考え方を持つ人も出て来た。

自分が付けた品種名が認知されるか?広まるか?は命名者が訴えるものではなく、そのメダカに魅力があり、そのメダカに合っている名称が知らず知らずのうちに広まるのである。

売らんがためにオリジナルの名称を付ける、同じ品種なのに、違う名称を付けて販売する…今のメダカ界は何でもあり、改良品種を扱うにしてはレベルが低い話しである。

そういった部分を薄めて行かなければ、メダカという魅力的な観賞魚の趣味性を、メダカを増やしている側からつまらないことにしそうである。

“松井ヒレ長”メダカ、こういったメダカの持つ、魅力的な部分だけを見て行きたいものである。

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