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金魚伝承30号、編集を始める直前の出来事

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金魚伝承も次号で30号を迎える。
これもひとえに金魚伝承を愛読くださる方々がいてくださってのことだと思っている。

金魚伝承28号巻末で「他誌に品評大会結果の掲載をされた愛好会の品評会入賞魚を金魚伝承では掲載をお断りします」ということを書いた。このブログでも他誌に協力されている方がたとえ日らんで日本一を獲られたとしても、日本一獲得の取材はしないとも書いて来た。その人の日本一獲得の名誉は、協力されている他誌で掲載されれば良いもので、金魚伝承は遠慮させて頂くという考え方である。

これまで15年、金魚伝承はそれまでフィッシュマガジン誌で品評大会結果が1~2ページ掲載されていた時期には企画を温め、そのフィッシュマガジン誌が金魚品評会の結果の掲載をしないと決めたことをきっかけに、日々の努力が順位で表れる品評大会の結果をもっと広く知ってもらおうと金魚伝承の偶数号を作ることにしたのである。もし、フィッシュマガジン誌が掲載を継続していたら、金魚伝承はなかったのである。

金魚伝承第2号で掲載させて頂いた愛好会は全部で42愛好会、20号では96愛好会、一般社団法人の騒動後の22号で80愛好会となったものの、28号では98愛好会の品評大会結果を掲載させて頂いてきた。送られて来た愛好会の写真は無条件、無料で掲載してきたのである。

金魚伝承発刊以降、様々な金魚関連の雑誌が出版されるようになり、当然、金魚伝承と同じように、品評大会結果にページを割く雑誌、印刷物が見られるようになった。

これまでは無条件に送られて来た写真を掲載してきた金魚伝承であるが、マンネリというか、誌面の変化を考えるようになった。そのために、他誌に品評大会結果を掲載している愛好会の結果を金魚伝承で掲載する必要があるか?を考えた結果、「他誌に協力する愛好会は、他誌と共存されることを望み、金魚伝承は掲載を遠慮する。掲載しない」こととしたのである。

これによって当社としてはページを削減でき、新たな企画ページを掲載できるからである。

金魚伝承は公的な出版物ではなく、株式会社ピーシーズの出版物であり、他誌に協力される愛好会と持ちつ持たれつの関係が築けないと思った愛好会の記事を掲載する義務はないのである。

しかし、いつの時代でも様々な考え方の方がらんちゅう界にはおり、他誌にも掲載してもらい、金魚伝承にも…と思う愛好会があるようだ。

今日、他誌に協力的で品評会結果も既に掲載していたため、金魚伝承では掲載しないと決定していた愛好会が、「金魚伝承に1/2の広告を掲載したい」という話しがあった。

当然、株式会社ピーシーズとしてはお断りである。
「何故?広告掲載をしようと考えたのか?」も理解できないが、「他誌に品評会結果を掲載された愛好会は掲載しません」と決定したことを広告を掲載することでこちらの考え方が変わることなどないのである。勿論、そんなことをしてまで広告を貰う気など更々ないのである。「品評会の結果を掲載してもらうためにいくらか必要なのですか?」と聞かれたことはあるが、金魚伝承に協力くださる愛好会様からお金をもらったことなど一切ないのである。

それが日本らんちう協会の本部大会だろうが、その本部が他誌への協力を決定され、既に結果が掲載されているのだったら、株式会社ピーシーズは協力いただかなくて全く構わないのである。

事実、金魚伝承28号の「他誌に協力する愛好会は、他誌と共存されることを望み、金魚伝承は掲載を遠慮する。掲載しない」の記述を見た愛好会様には、踏み絵のような選択をされた愛好会もあった。
「ずっと掲載してもらったのだから、そちらに継続することを優先する」と言ってくださった愛好会が数会あったのはありがたい限りである。

その逆に、「他誌に掲載したとしても、金魚伝承に掲載してもらわないと困る」と勝手な判断をされる方もおり、どこからそういった考え方が出てくるのか?閉口してしまう。掲載してもらった雑誌に敬意を持っていれば、そんな考え方にはならないはずだ。

「何を理由にそう考えるのだろう?」、「金魚伝承は公的なものではなく、あくまでも趣味の雑誌、私的な会社の出版物なのである。」

「掲載する愛好会を減らしたら、売れる部数が減るのでは?」とも言われたのだが、そんなことは他誌に協力した愛好会から言われたくないし、売れるためになら何でもすると思われるのは心外である。舐めないでいただきたい。そういった考え方をもった人がいる愛好会って、全然、魅力ないのである。

28号で「理由の遺憾に関わらず掲載しない」と書いてあるのである。15年前、金魚伝承第2号を制作した時に協力くださった42愛好会、その時のありがたみは忘れられないのである。

多くの愛好会様が金魚伝承を選んでくださったことに感謝申し上げる。「金魚伝承に掲載されることが楽しみ」と言ってくださる方々がいての金魚伝承なのである。

逆に他誌に品評大会結果を掲載された愛好会様は、他誌とともにやっていかれることを望み、株式会社ピーシーズには関わらないで頂きたいし、こちらから関わることは絶対にないのである。これまで30年以上出版物を作ってきたが、他誌がやったことを真似たことはない。常に新たな誌面作り、新たなテーマを探してやってきた部分にはプライドを持っている。

それによって、日本らんちう協会の本部大会への出入り禁止になったとしても、それはその本部の決定事項で、「お願いしますから、出入り禁止にしないでください!」などとは絶対に言わない。そんなみっともないことをしてまで誌面を作る気はないし、歓迎してくださる愛好会様の誌面を全力で作り、読者の方々に喜んでいただける誌面を作るのみである。「出入り禁止」そういった類の話しは一般社団法人騒動の時に経験済みで、またぞろ同じようなことを言いそうな人が出て来ただけ、幸い2本部からは他誌への掲載はされないと伝えられており、今年も全力で撮影、誌面作りをして報道していくつもりである。圧力に屈してまで編集作業などしないし、そもそも圧力とも思っていない。

掲載されないことになった入賞魚を育てた方、その方々は個々に足を運ばせていただいて、取材させていただく方法が自分の方法である。

既成事実を作って、こちらに翻意させようっていう考え方の人もらんちゅう界にはいるようだが、それはその人の考え方であって、こちらの考え方とは180度違うのである。

金魚伝承は金魚愛好会の協力があって成り立っているのは間違いない。だからこそ協力くださった愛好会様の会員の方々のために、意義のある誌面を作っていくのみ、である。


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