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スナビクニン、ウバウオ…

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昨日は、一昨日の夜磯で採集した魚を撮影するために、新たな小型海水水槽をセット!
午前中にセットすると、夜には透明度がキッチリ!
撮影を始めた。

イメージ 1

こちらはミサキウバウオ!聞き慣れない魚名だと思うが、千葉県、島根県以南、小笠原諸島などから知られる水深6mほどの岩礁域に生息する種類である。

ウバウオにも似るが、吻が長く、背ビレ、しりビレの条数が多いので見分けられる。

海藻のカジメの張り付いているところをMNさんが採集した!


イメージ 2

こちらが、一昨日のメインの獲物であったスナビクニン!
クサウオ科に分類されている海水魚で、
青森県から瀬戸内海沿岸、長崎県などの浅海域から知られている種類である。

イメージ 3

この個体が一番大型だった個体で、8cmほどあるので、ほぼフルサイズかと思われる。

イメージ 4

顔のアップ!こんな感じである。この縞模様から、以前はスジクサウオと呼ばれていたこともある。

イメージ 5

こちらは赤褐色一色の個体。以前はアカビクニンというシノニム名も知られていた。

イメージ 6

その赤褐色の個体のアップである。

イメージ 7

こちらは暗褐色をした個体。

イメージ 8

カジメに付着している時はこんな感じである。

イメージ 9

橙褐色の個体。
計4個体を撮影してみたが、水玉模様の個体(ホシビクニンと呼ばれていた)も知られており、スナビクニンって本当に詳しくわかっていない海水魚だったりする。イサザアミや冷凍イサザアミを食べるとされているが、昨日はまだ確認していない。

生息域では、北の寒冷な水域からの南下型の死滅回遊の可能性も言われてことがあるが、もっと小型の個体が水中撮影されているし、ワカメの和布蕪(めかぶ)などの間から多数が見られたこともあるそうで、周年、生息域の沿岸域にいそうである。

鱗はなく、プヨプヨした触感!不思議な魚である。

学生でこのスナビクニンを調べようとしても、サンプリングが大変だろう。

昨日から少し飼育して、給餌などをして、何を食べるか?抱卵するか?など変化が見られなければ、採集場所にリリース予定である。

夜の10時から撮影を始めて、撮影が終わったのが午前2時でも楽しかったので、集中できた!


イメージ 10

ニシゴロウさんのリクエスト?に応えて、今日のダンゴウオ
この個体はオスで、与えたイサザアミを捕まえようとしているところである。

イメージ 11

岩陰から顔を出したダンゴウオ。まぁユーモラスな姿、動作が可愛い種類である。

が…何せ活餌を切らさないようにストックするのがかなり大変現在は毎週購入しているのだが、タツノオトシゴ分を含めて、月2万って感じの出費であるまぁ、らんちゅう飼育者の冷凍アカムシ代に比べれば安いものである

一昨日の夜磯では海産のイサザアミがちらほら見られるようになったので、もう少し水温が上がれば自分で採取できそうだ。二月はまだ無理だろうなぁ

来月には産卵してくれそうなので、頑張って、日々の給餌をするつもりである。

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