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この土曜日、日曜日は熊本県長洲に!

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昨日、一昨日の二日間、熊本県玉名郡長洲に出向いた。
主な仕事は、長洲町のまちづくり課が実施している長洲での金魚の普及事業の一環のお手伝い
去年、一昨年と長洲金魚祭りでの金魚品評大会のお手伝いをしていたこともあり、お呼びがかかったってことである。

早春の長洲→有明海

そして、“松井ヒレ長メダカ”で知られるようになった背ビレ、尾ビレ、しりビレが大きく伸長するメダカの発見者であり、大牟田在住の小宮正城氏とともに、その“松井ヒレ長メダカ”の普及に努められた、松井勝二郎氏の養殖場を訪れる事も出来るので、楽しみに出かけたのである。


イメージ 1

松井勝二郎氏の養殖場である。


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こちらは主にメダカが飼われている容器が並ぶスペースである。


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現在、松井氏が進めている“松井ヒレ長メダカ”の種魚たちである。


イメージ 4

こちらは、種親候補のメダカや金魚が飼育されているスペース兼メダカの展示スペース。ここにいる金魚やメダカを見るだけで、松井さんの選別眼というか、新しいものへの探究心の強さが見てとれた。


イメージ 5

松井さんの種メダカたち


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「紅帝ですか?」と尋ねると、「いや、これは紅帝ではない楊貴妃」と言われた楊貴妃メダカ、「おいおい、凄いじゃないかぁ!」感動の赤さであった。


イメージ 7

松井さんのお仕事はメダカの養殖業ではなく、金魚の本場、長洲で金魚の養殖業で、ここにいる水泡眼は、パンダ柄、青文魚色の個体で、以前は上海、蘇州から日本に盛んに輸入されている時期があったのだが、最近ではとんと見かけなくなった体色で、松井さんは「今年の種魚」として昨年、導入されたそうである。


イメージ 8

こちらは“ダルメシアン”の呼称のある白黒琉金。これも量産すれば、間違いなく人気のある品種になるだろう。


イメージ 9

こちらは、出目ピンポンというか、出目パール。その黒い個体は結構珍しかった。


イメージ 10

こちら、14年ほどかけて作っておられる、黒琉金。鉄尾長体色のものを更に黒色素が沈着する個体に仕上げたいと松井氏が情熱を持って作っておられる系統。
「黒オランダ交配したことあります?」って伺うと「一度掛けた」そうで、その分、琉金の顔の尖りが弱くなってしまったが、新しいものに向かって14年の年月をかけるところに、松井勝二郎氏の新しいものへの探究心の強さが見てとれるのである。



イメージ 11

こちら、長洲町の金魚のマスコットキャラクターの「ふれきんちゃん」


イメージ 12

そのキャラクターを目指して、出目金の中から、瞳が前方を向いている個体を種親にして、「ふれきんちゃん」を作ろうとされている金魚今年はそこそこの数の瞳が前方に向いている個体を種親が揃ったので、この秋、どこまで出現率が上がるか?楽しみである。


イメージ 13

さて、自由に動ける時間があったので、有明海を見て回っていたのだが…

電信柱に止まっている大型の鳥が

コウノトリである。

このコウノトリ、兵庫県長岡市にある『コウノトリの郷公園』で放鳥された個体が遠く、熊本県まで飛んできて生活しているのである。

なかなか見られる鳥ではなく、しかも、しっかりレンズを持って行っていなかったので、70mmで撮って、この写真!

感激であった。


イメージ 14

こちら、有明海の潮が引いていない時期に集まって来ていたカモ類


イメージ 15

こちら昨日の昼の1時過ぎ…潮の引いた有明海の干潟である。後方に見えるのが雲仙。


イメージ 16

荒尾の方に向かうと、有明海でだけ見られるムツゴロウが干潟の表面の藻類を食べていた。
まさか、この時期にムツゴロウがこんな至近で見られるとは思っていなかったので、これも70mmで撮影したもの…300mmのレンズさえ持っていれば、しっかり撮影できたのに…

やはりこういった生物は、本気で撮影するつもりで出かけないと写真にならないのであった

楽しい二日間を過ごせた長洲での滞在…今度は5月ぐらいに有明海の生物を本気で撮りにいきたいと思った。



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