昨日、外来種の話をしたと思ったら…

昨日、ヘミクルターの話をしたと思ったら、昼に「おいおい！o(｀ω´ )o」というニュースが…

衰弱チョウザメ 川に50匹放流 2017年1月24日
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6228139

もう読んで「アホか！」としか思えなかった。この、養殖業者風の人だけではなく、死んだ魚を見つけて、「外来種だからなにか病気があったら…」と言うのは百歩譲って仕方がないが、それをそのまま書く毎日新聞記者、そして「特定外来種しさではないから罰則はないが…」とお役所言葉で説明する担当者のバカさには呆れてしまった。

そもそも、養殖業者がろ過装置の不調でアンモニア濃度が上がって調子が悪くなった…なんて本気で養殖しているのならあり得ないし、まぁ事故があったとしても、「可哀想だから放した」なんて言い訳にもならないのである。

「海外の魚だから何か病気があったら…」そういう考え方は島国的！鳥インフルエンザなどがあるものの、利根川水系ではコイが大量死したコイヘルペスなど、様々な事例があり、「外来種だから何か病気が…」なんてある意味、差別的である。素人だから仕方ないとしても、それをそのまま面白おかしさを狙って書いたとしか思えない毎日新聞記者は、もっと勉強して欲しいと思った。そもそも、チョウザメを町おこしにしやうとした段階で外来のチョウザメが水に触れているのである。

「特定外来種じゃないから…」って環境省と手柄が欲しい学者が勝手に決めた線引きであって、だから許されるものではないぐらいの論調が言えないのだろうか？

自分は昨日も書いたが、外来種のことを時間をかけて見てきていたのだが、人間が利用として持ち込み、不必要となったら、捨てられて悪者扱い…魚たちは異国で必死に生きようとしているだけなのである。

一種類の生物の記事を書くのであれば、もっと多方面の情報を得て、書きっぱなしの記事はもう勘弁して欲しいところである。

一人のバカな金儲けを狙った人間の悪事で、こんな記事にされたチョウザメが可哀想なのである。