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幹之スーパー光スワローメダカ

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昨日から『金魚伝承第30号』の編集を開始した記事はアップしたが、日々の撮影の方も、季節の変化とともに撮影対象生物が変わる

12月から通っていた夜磯も、今度の金曜日の中潮初日で最後になりそうである。

「冬に何で夜磯なんだ?昼にいけば寒くないのに…」と思う方もおられるだろうが、冬の夜の干潮時は想像以上に潮が引くからである。

今度の金曜日、神奈川県で言えば、14:38の満潮時の水位は150cm、それが夜の21:18には23cmまで引くのである。日曜日の大潮の時には22:41の最大干潮時に17cmまで引くのである。

ここまで引けば、磯は潮だまりだらけ!で、満潮時には採集できないような場所に長靴で楽に入っていけるのである。

その時間と潮の引き方がだんだんとずれて、三月下旬から早朝に干潮が来るようになるのである。春に潮干狩りシーズンが来るのは、気候が良くなるだけでなく、潮がしっかりと引くからなのである。

なんで、夜磯採集は今回がやっても「あと2回」っぽいのである。

3月からは再び、釣りによって獲物を得る方法に変わりそうである。


さてさて、春になればまたメダカのシーズンがやってくる。

それもあって、昨日、久々に撮りたくなるメダカを譲って頂いていたので、撮影した。

イメージ 1

幹之スーパー光スワローである。
幹之のスーパー光に、ヒレの軟条が伸長するスワロー遺伝子を移行させたものである。

イメージ 2

幹之スーパー光スワローとして、ここまでの完成度があれば、最高峰と言えるだろう。


イメージ 3

繁殖されたのは、いつも素晴らしいメダカを提供くださる、神奈川県川崎市在住の中里良則さんで、楊貴妃体色の“風雅”と呼ばれるタイプのヒレ長遺伝子を、中里さんが累代繁殖されている幹之スーパー光に移行されたものである。


イメージ 4

「移行する」過程が見事だったのである。
メダカを飼育している人の多くが、すぐに“風雅”と呼ばれる楊貴妃体色のメダカと幹之メダカを交配したくなるのだが、中里さんは、「まず楊貴妃体色を抜く」作業として、行田ブラックメダカを交配されたのである。そのF1、F2からは、青、黒、白、透明鱗のスワローが出現し、その個体も以前にこのブログで紹介させて頂いたことがある。

完全に楊貴妃体色が抜けた個体を選ばれ、中里さんのところでずっと累代されている幹之スーパー光と交配、その中からスワローの遺伝子を受け継いだ個体を、これまた普通ならF!同士での採卵をするのが普通であろうが、中里さんは、再び、普通鰭の幹之スーパー光を交配されたのである。

イメージ 5

そういった計画的で、最初からスーパー光を持った幹之メダカで、ヒレ長のメダカを作ることを目標に、じっくりと時間をかけてこのメダカを完成されたのである。

こういったメダカを撮影させていただけると、自宅にいる約500匹の様々な品種のメダカの撮影意欲も沸々と湧いて来る!

メダカに関しては、春になれば多くの観賞魚雑誌がメダカ特集を組むだろうが、こちらも『メダカ百華第3号』を『金魚伝承第30号』の編集作業が終わると同時に全国のメダカ愛好家の取材を行い、まとめあげる予定である。

ちょっと中だるみしている部分もあるメダカの趣味界であるが、メダカの楽しみ方って深いのである。

そのあたりを『メダカ百華第3号』で目一杯紹介する予定である。

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