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100式幹之というメダカ

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改良メダカの人気を左右するものに、呼称の魅力がある。
「楊貴妃」、「琥珀」、「銀河」、「紅」、「舞姫」、「流星」、「天河」、「コスモ」、「マリンブルー」…など、そのネーミングの良さが人気の高揚に影響した呼称が少なくない。

メダカの表現とネーミングがマッチした品種名は、自然と広まっていくのである。

「この名前は自分が付けたから使え!」みたいなつまらないことをしていれば、誰にも受け入れられなくなってしまうのも呼称である。

自分が、呼称から気になったメダカに、『100式幹之』がある。

四国の「メダカのビーンズ」の丹下さんが作出、命名した幹之の一型である。

丹下さんが100式幹之の定義として発表しているものは、

1、体内光(透明鱗により体内光に飛白の現象が起こる)

2、内膜光(透明鱗により内膜の光が確認できる)

3、背中に虹色細胞が点状に入る

この3の要素で100式の条件を満たす。

4、体外光
5、頭光
6、透明鱗 有無
7、ラメ(透明燐とラメの共存は確認できてない)

全ての光、色素を満たすメダカとして100の色、無限の色素を目指すメダカとして100式と命名した。

体内光の色、体外光、ラメの表現の仕方で更に進化するだろう!

赤系のメダカの掛け合わせで黄色のベース、青光のネック、スモールアイの掛け合わせで体色を濃くさせるなど、この冬、創造するだけでわくわくする。

長い年月透明鱗と幹之の掛け合わせを行ってきたが探究心が増すばかりだ。

というのが作出者である丹下さんの記述である。

透明鱗×幹之が100式の始まりで、そのメダカを群泳させたいと思い、種魚を探していた。


イメージ 1


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イメージ 3


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ようやく産卵サイズになった、100式幹之の種親候補たちである。どうしても幹之特有の背中線上の輝青色がはっきりと出てきてしまう。

体内光、内膜光はあるが、条件3に含まれる個体はなかなか出てこなかった。


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イメージ 8


こよ魚たちにラメ幹之を交配する回り道もあるだろう。

ならばブチ遺伝子を持った透明鱗×ラメ幹之、体内光×ラメ幹之っていう新たな交配も近道かもしれない。

ただ、やっぽり丹下さんの100式幹之の血統から作りたくなるもの!

来月になったら、まず1000匹の稚魚を確保しながら、理想とする100式幹之を出してみたい!

そう思う今日この頃!( ̄◇ ̄;)

あっ、そうそう、今日から横浜観魚会のFacebookページが始まりました!
皆さん、見てください!でもって「いいね!」をお願いしますm(_ _)m

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