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二泊三日のメダカ取材の旅(中)

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岡山駅に着き、新幹線に飛び乗って広島県福山へ向かった。

取材させていただいたのは、日本メダカ協会福山レインボーめだか支部の支部長でもある神原美和さん。
美和と書いて「よしかず」さんと読まれる。

実は神原さんのことは、ヤフオクで神原さんのメダカをたびたび落札させて頂いていたので、是非とも飼育場を見せて頂きたい方の一人だったのである。

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こちら、神原さんの飼育設備である。


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舟、プランターを使い、各品種を作っておられた。ここで神原さんの飼育場で、多くの人と違うところが…
エアーレーションを施しておられるところである。

メダカは強健な魚なので、エアーレーションがなくても耐える力を持っているのだが、実はエアーレーションをした環境で飼っているメダカの方が数も飼えるし、運動量も豊富になり、活き活きした個体が作りやすいのである。


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神原さんの卵孵化槽。ビニールハウスを使っておられ、写真はビニールを上に巻いて撮らせていただいた。


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神原さんの作られた“紅薊(べにあざみ)”クリアブラウンの体色が強い朱赤色で、黒ブチを持ったメダカである。


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こちらも“紅薊(べにあざみ)”


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こちらも神原さんオリジナルの“山吹光”


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別系統の“紅薊(べにあざみ)”


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神原さんの代表作の一つ“月下美人”


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出目性は隠れているが、神原さんのブラック透明鱗出目。


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“紅薊(べにあざみ)”、最近はクリアブラウン系の網透明鱗性のメダカは交配に盛んに使われるようになっており、この“紅薊(べにあざみ)”も注目品種となるだろう。


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神原さんが累代繁殖させている紅白である。これも良い出来上がりであった。

ここで、同じ福山市内の廣江邦昭さんの飼育場に移動!


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廣江さんの飼育設備である。


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仕事場の二階のベランダに並べられた飼育容器は、廣江さんが105年続く表具店の三代目ということもあり、きっちりと綺麗に並べられていた。

この廣江さん、日本メダカ協会の新品種、No.006の青ラメ幹之、No.012の黒幹之三色ラメの作出者でもあり、今、流行りのラメはこの廣江さんの系統も素晴らしいのである。


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こちらは種魚のストック槽。ここでは採卵は勿論、されていない。


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今、廣江さんが盛んに交配、選別をされている“極虹”である。


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“極虹”の一型


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こちらも“極虹”から分離してきたもの。


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廣江さんのブラックラメはその黒さをより濃くする方向で改良が進められていた。


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“極虹”の緑色に輝くタイプ。


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“極虹”の赤タイプ


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“極虹”の赤タイプ


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“極虹”の緑色タイプ


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黒ラメ幹之。

廣江さんはとても楽しい方で、話していると時間が経つのを忘れる。

福山のメダカ愛好家のレベルは非常に高く、神原、廣江両氏を中心にこれからも強さを発揮されるのは間違いない。

「必ず再訪したい!」お二人であった。


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