昨日、ずっと自分の中で密かに計画していた『1,000本コンテスト』の話しをしてしまった
「何で1,000本か?」と言えば、出品料を2,000円として、1,000点出品でJ\2,000,000-
これでそこそこの広さの場所が借りれ、小型水槽やプラスチックケースを用意でき、イベントが開催できる資金がアマチュアからだけ集められるからである。
「メーカーからブース代を集めれば…」というのが従来の方法…
そうすると、愛好家主体のイベントが出来なくなってしまうのである。
そのために、「まず1,000本、1,000点の出品を集める」ことから始めようっていうのが計画なのである。
勿論、後から、ショップやメーカーからブース代が集まればそれはそれでプラスなのだが、「ブース代が集まらないからイベントが出来ない」っていうケースは作りたくないのである。
ショーベタで50本、グッピーで50本、ディスカスで50本、改良メダカで80本…って考えると、そんなに難しいことではないはずである。
アクアリウムバスというイベントがあり、そこに小売店が集って、買い物が出来る楽しいイベントとして成立している。
でも主題は、「飼っている魚の見せ合い会をやりつつ、飼ったことのない人が実際に見て、“いいな!”と思って飼育欲がそそられる」、それでOKなのである。
毎年、2月と8月に行われるジャパン・レプタイルズショーでは、ウチはハエトリソウやブロメリアなど、植物の販売がいつも好調であった。売りたい自社の本より植物が売れちゃうのである
そういった部分から、
例えば、インドホシガメのコンテストで20ケース、それこそピグミードロセラで20ケースってのもありである。
ウーパールーパー・コンテストも面白いかもしれないし、アメリカザリガニ、タイリクバラタナゴ・コンテストだってあり得る。らんちゅうの品評会だって加わっても良いのである。
要は「これはダメ」って言わずに、全ての動植物で遊べたら、楽しそうだっていう訳である。
このためには、自分が一人で何かをやろうとしても限界があり、それぞれを楽しもうっていう人が各分野で一人代表となってやってもらえたら実現する可能性が高まるのである。
業界が活気がある頃には、
「あのお店が協力するなら、ウチはやらない」とかくだらないことを言う人がいたりした。
「あいつが出るなら、自分は出ない」っていう話しも山ほどありそうだった。
しかし、日本らんちう協会全国大会ほどの規模になれば、みんなが知り合いではないし、仲の悪い人がいたりすることだってあるだろう。
でも会員みんなが、「日本一」という名誉を懸ける戦いを大切にしていることで、全国大会が盛り上がっているのである。
「あのお店が…」、「あいつが…」って言って背を向ける人にまで参加して欲しいとは思わないが、まずは多くの人でやってみよう!っていう気持ちの盛り上がりが大切なのである。
らんちゅうは観魚会の品評大会が126回目、126年以上の歴史がある。
日本らんちう協会全国大会も来年は記念すべき60回目、60年の歴史を重ねて来たのである。
それを全ての動植物の可能性を広める意味を持って、「1,000本コンテスト」に形作れればと思うのである。
勿論、その1,000本コンテストの出品生体は全て撮影して、一冊の冊子にまとめるっていうのも雑誌社としてはありなのである。(1,000個体撮れるか?が大問題だが…)
「熱帯魚の人気が何故、廃れたか?」それを考えると、「飼う楽しみ」、「その延長線上の楽しみの提案」が足りなかったのだと思える。
来年は、何か刺激的なことをやりたいのである。